2021年02月20日(土)~2021年02月26日(金)のダイジェスト。

21年02月20日(土)

 

2 つの数を、1 つの数に変えることが、

計算の形と、

何となく気付いている子がいます。

 

一方で、

ただ計算しているだけの子もいます。

 

さて、

 {\Large\frac{18}{6}}=3 を見本として、

見て、まねして、

 {\Large\frac{10}{5}}= を計算させます。

 

ほとんどの子が、

 {\Large\frac{10}{5}}=2 と正しく計算できます。

 

計算の形を、

何となく意識できている子は、

10÷5=2 と、

わり算で計算しています。

 

ただ計算しているだけの子は、

5×2=10 と、

かけ算で答えを探しています。

 

 

21年02月21日(日)

 

根号(ルート)の計算は、

かけ算とたし算で、

規則が違います。

 

ひどく混乱するのが普通です。

 

例えば、

たし算で、

\sqrt{2}\sqrt{3}\sqrt{5} とできません。

 

 

21年02月22日(月)

 

根号(ルート)のたし算を、

かけ算と同じように計算して間違えます。

そして、とても混乱します。

 

そういうところです。

「起こることが、起こった」だけです。

 

次に「起こること」は、

「混乱から、抜け出ること」です。

 

だから、

子どもの間違えた計算から教え始めて、

混乱から抜け出る手助けをします。

 

 

21年02月23日(火)

 

根号(ルート)のたし算は、

かけ算の計算のように都合よくできません。

 

この理由を、

「2 乗して、2 になる数」だけの

約束を利用して導きます。

 

 

21年02月24日(水)

 

中学数学の根号(ルート)の

やや複雑な計算をしている子は、

小学校算数の簡単な分数の計算を

思い出せなくなることがあります。

 

例えば、

\sqrt{8}÷\sqrt{2}= です。

 

無言で、

式を書くだけの教え方が、

子どもの頭を刺激します。

 

例えば、

{\Large\frac{\sqrt{8}}{\sqrt{2}}} と、

子どもが見ている前で書きます。

 

 

21年02月25日(木)

 

約分の計算に慣れた子に、

「約分って、何?」と聞きます。

 

子どもに教えさせる練習です。

 

こうすると、

教えることで学びが深くなります。

 

子どもが、

約分を説明できないようでしたら、

教え方を練習させます。

 

例えば、

上と下、それぞれをわり算、

同じ数で、

これ以上、約分できなくする・・などが、

含まれるようにします。

 

分数計算や、

中学数学の計算と進むにつれて、

やがて、

自分が自分に教えるようになります。

 

 

21年02月26日(金)

 

「分かる」・「できる」・「解ける」と、

「分からない」・「できない」・「解けない」の

2 つの習慣があります。

 

「分かる」・「できる」・「解ける」の子は、

こうなるように自分を自分がリードします。

 

同じように、

「分からない」・「できない」・「解けない」の子も、

こうなるように自分を自分がリードします。

 

無意識に働いている根強い習慣です。