2022年02月12日(土)~2022年02月18日(金)のダイジェスト。

22年02月12日(土)

 

数唱と、

数字の読みと書きと、

これらの絶妙な組み合わせ方を

使うことができれば、

9+5= のようなたし算を計算できます。

 

絶妙な組み合わせ方とは、

9+5= の + の左にある 9 を見て、

この数字を読むと決めて、

「く」と読むことや、

この「く」の次を、

数唱を唱えて、「じゅう」と出すことや、

+ の右の 5 を見て、

5回だけ、数唱を唱えることなどです。

 

 

22年02月13日(日)

 

「整数-分数」は、

忘れなくなるまで、

忘れては思い出すことを繰り返します。

 

そうなるまでは、

まったく何も思い出せない計算です。

 

それでも、

子どもには、

じつにさまざまな選択肢が残されています。

 

「選択肢が残されていること」は

教えることの難しいことですが、

その1つの工夫を紹介します。

 

 

22年02月14日(月)

 

約分は、

分母と分子を同じ数で割ります。

 

割られる数がなければ、

例えば、

2 で割って、

3 になる数は何となります。

 

 {\Large\frac{3}{4}} {\Large\frac{\:\:\:}{8}} を、

右から左に見れば、約分です。

 

分子に数がありません。

このような場合です。

 

「2 で割って、3 になる数は何」となれば、

約分ではなくて、

方程式です。

 

 

22年02月15日(火)

 

2次方程式  {ax^{2}+bx+c=0}

x の係数の2乗

-4、

掛ける  {x^{2}} の係数、

掛ける 定数・・・が、

判別式  {D=b^{2}-4ac} です。

 

3カ所の特定の位置にある

「もの(数や記号)」だけを見ます。

 

 

22年02月16日(水)

 

2けたの筆算のたし算  {\normalsize { \begin{array}{rr} 85 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\ を、

モタモタ・ダラダラと計算しています。

 

自覚の力で自分を見ることや、

良心の声を聞くことが、

できるのに

未熟だからです。

 

テキパキ・サッサと計算することを、

こちらが計算をリードして体験させれば、

育てることができます。

 

 

22年02月17日(木)

 

分数の倍分の計算  {\Large\frac{3}{4}} {\Large\frac{\:\:\:}{8}} を、

初めてなのに、

 {\Large\frac{3}{4}} {\Large\frac{6}{8}} と正しくできた子に、

「どうやったの?」と聞きます。

 

すると子どもは、

自分の計算を振り返りますから、

自分自身を見ています。

 

自分が自分を見る自覚の力も、

同時に育つ教え方です。

 

 

22年02月18日(金)

 

複雑な形をした 6 {\Large\frac{1}{3}}-2 {\Large\frac{2}{5}}+1 {\Large\frac{3}{10}}= の

3つの帯分数のたし算とひき算の問題を見て、

数秒後に、

答え 5 {\Large\frac{7}{30}} だけを書く子です。

 

特別な才能を授かっています。

 

このような才能は、

原則、

自力で育ちます。

 

先に進んだとき、

「この子は、どのような計算の仕方を、

こちらに見せてくれるのだろうか?」と、

楽しみに待つ姿勢が重要です。