数唱を式に書くと、1 を足すたし算、+1 になります。例えば、3+1= は、3 から始めて、ちょうど 1回の数唱です。3、4 です。これが、実は、たし算の基礎です。この 3+1= の答え 4 の出し方を、普通の速さで見せれば、3秒で終わります。

3+1= は、

3 の次の数が、4 であることを、

計算式の形に、

3+1=4 と書いているだけの話です。

 

10+1= であれば、

「10 の次の数は、何ですか?」を、

計算式の形に書いています。

 

10 の次は、11 ですから、

10+1=11 と書くことができます。

 

8+1= は、

同じように、

「8 の次の数は、何ですか?」を意味しています。

 

8 の次は、9 ですから、

8+1=9 と書くことができます。

 

このように、

1 を足すたし算は、

「次の数は、何ですか?」を意味しますから、

1、2、3、4、5、・・・の数唱を、

たし算の式の形に書いています。

 

 

1 を足すたし算、+1 が、

数唱そのものなのですから、

3+1= のたし算は、

3 から始める数唱で、

ちょうど 1回だけ唱えることを意味します。

 

3 から始める数唱は、

3、4、5、6、7、・・・です。

 

ちょうど 1回だけですから、

3、4 だけの数唱です。

 

そして、

この 4 が、

3+1= の答えです。

 

 

これだけであれば、

わざわざ数式の形にしないで、

数唱のままでいいのですが、

1 を足すたし算だけではなくて、

2 を足すたし算も、

同じように計算できます。

 

3+2= でしたら、

3 から始める数唱で、

ちょうど 2回だけ唱えますから、

3、4、5 となります。

 

この 5 が、

3+2= の答えですから、

3+2=5 と書くことができます。

 

このようにして、

数唱を、

数式の形に書くことから、

2 を足すたし算を導くことができます。

 

こうなると、

3 を足すたし算も、

4 を足すたし算も、

5 を足すたし算も、・・・と、

自然に発展させることができます。

 

 

数唱を、

+1 の形に書き換えるだけで、

とても自然に、

たし算が生み出されてしまいます。

 

しかも、

答えの出し方も、

+1 を応用することで、

自然に導かれます。

 

例えば、

3+8= でしたら、

3 から始める数唱で、

ちょうど 8回だけ唱えますから、

3、4、5、6、7、8、9、10、11 となります。

 

そして、

3+8=11 と書くことができます。

 

 

このように大事な +1 の答えの出し方を、

次のような実況中継を見せて教えれば、

やり方と同時に

答えを出すスピードを見せることができます。

 

3+1= の 3 を無言で示してすぐ、

「さん」と早口で読み、

1 を示してすぐ、

「し」と早口で数え、

= の右を、素早い動作で示します。

 

リードされた子は、

3+1=4 と書きます。

 

3+1= の 3 を示してから、

= の右を示すまでの時間は、

こちらのリード次第で、

かなり短くできます。

 

すべて、こちらの動作です。

こちら次第で、

速いスピードの答えの出し方を

子どもに見せることが可能です。

 

参考情報の一つですが、

こちらが、

普通に見せる計算のスピードでしたら、

3+1= の 3 を示してから、

= の右を示すまで、

3秒の短時間です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -800)、(+-  {\normalsize {α}} -427)