筆算のかけ算 29×3 の繰り上がりのたし算の答えを出せなくなる子が、かなり多いと知って、実際に、こうなった子に、教えます。教える体験の体験知を得ることができます。

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \end{array}}}\\  のような繰り上がりのあるかけ算の

繰り上がりのたし算の答えを出せないことが

かなり多くの子で起こります。

 

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:7\end{array}}}\\  まで書いて、止まっていたら、

繰り上がりのたし算  6+2=  の答えを、

出せなくなっている子です。

 

こうなることがあると知っているので、

「えっ、どうしたの?」、

「たし算はスラスラとできるでしょう?」と、

ネガティブに考えることなく、

「起こることが起こっただけ」、

「実況中継型リードで、たし算を代行する」と、

事前に、「こうする」と決めていたように、

たし算の計算だけを

「しち、はち(7、8)」と、2回数えて、

答え 8 を出してしまいます。

 

このようにリードされた子は、

{\normalsize{\begin{array}{rr}29\\\:\times\:\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:87\end{array}}}\\  と書きます。

 

と、

このようなことを読んで理解できたら、

教える体験の裏付けがありませんから、

知っただけの学習知です。

 

 

実際に、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:7\end{array}}}\\  まで書いて止まっている子に、

このブログの記事を理解できているように、

教えてみます。

 

この指導で、

主として、

自分自身を詳しく観察するようにします。

 

例えば、次のようなことです。

 

① ネガティブに考えなかっただろうか?

② 起こることが起こっただけと受け入れただろうか?

③ たし算の計算だけを教えただろうか?

 

理解して知っただけの学習知のように

指導できているとしたら、

学習知のように指導できる体験知になります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1443)、(×÷  {\normalsize {α}} -248)

 

関連:2023年10月09日の私のブログ記事

「筆算のかけ算の繰り上がりのたし算で、

答えを出せなくなる子が、

思った以上に多いことを知って、

そうなったときのたし算の教え方を、

前もって決めておいて、

待ち伏せるような待ち構え方をします」。