や、
や、
は、
連立方程式です。
それぞれ、
2 つの式を満たす x と、y を、
3 つの式を満たす x と、y と、z を、
4 つの式を満たす x と、y と、z と、w を
求める問題です。
解く前に、
2 つの下準備をします。
「何を消すのか?」と、
「どのようにするのか?」を決める楽しいゲームです。
この 2 つの下準備(ゲーム)をするのは、
内面のリーダーです。
例えば、
を、
計算する前に見て、
「 x を消す」、
「2 つの式を足す」と決めるのが、
内面のリーダーです。
このような下準備をしてから、
内面のリーダーが、
自分をリードして、
実際に計算していきます。
計算してみます。
2 つの式を足すと、
-2y=4 ですから、
y=-2 と、y が求まります。
この y を、
2 番目の式:2x-3y=8 に代入します。
すると、
2x+6=8 になりますから、
2x=2 となって、
x=1 と、x が求まります。
このような解く前の下準備(ゲーム)を、
子どもが、
できるようにリードします。
リードの仕方の一例です。
を計算する前に、
「何を消す?」と、
「どうする?」の 2 つを聞きます。
子どもの内面のリーダーは、
この 2 つの式、
-2x+y=-4 と、
2x-3y=8 の x と、y に付いている数を、
見比べます。
x に、-2 と、2 が、
y に、1 と、-3 が付いています。
そして子どもは、
付いている数を、
少ない手間で、ゼロ(0)にするゲームをします。
x に付いている 2 つの数、-2 と、2 は、
そのまま足せば、ゼロ(0)です。
y に付いている 2 つの数、1 と、-3 は、
1 に 3 を掛けてから、
-3 と足せば、ゼロ(0)です。
このゲームから、
x に付いている 2 つの数の方が、
少ない手間で、
ゼロ(0)にできます。
子どもの内面のリーダーは、
このようなゲームをしてから、
つまり、下準備をしてから、
「 x を消す。 2 つの式を足す」と、
こちらに答えてくれます。
このように、
子どもに下準備をさせてから、
「計算して」と促して、
連立方程式 を解かせます。
や、
も、
計算する前に、
同じような下準備をさせます。
子どもの内面のリーダーは、
計算す前に、
連立方程式を見て、
少ない手間でゼロにするゲームをしてから、
「何を消すのか?」と、
「どのようにするのか?」を決めます。
でしたら、
x に付いている 3 つの数、
1 と、2 と、4 や、
y に付いている 3 つの数、
4 と、2 と、-2 や、
z に付いている 3 つの数、
-1 と、-4 と、3 を、
少ない手間で、ゼロ(0)にするゲームを、
下準備としてします。
例えば、
x に付いている 3 つの数、
1 と、2 と、4 でしたら、
1 に 2 を掛けて、2 を引けば、ゼロ(0)に、
2 に 2 を掛けて、4 を引けば、ゼロ(0)になります。
y に付いている 3 つの数、
4 と、2 と、-2 でしたら、
2 と、-2 をそのまま足せば、ゼロ(0)に、
-2 に 2 を掛けて、4 を足せば、ゼロ(0)になります。
z に付いている 3 つの数、
-1 と、-4 と、3 でしたら、
-1 に 3 を掛けて、3 と足せば、ゼロ(0)に、
-1 に 4 を掛けて、-4 と引けば、ゼロ(0)になります。
このような下準備のゲームから、
y を消すと決めます。
内面のリーダーが、
このような下準備をして、
y を消すゲームをガイドに、
実際に計算します。
でしたら、
x を消すと決めます。
でも、消し方を工夫します。
y に付いている 4 つの数が、
1 と、3 と、4 と、2 ですから、
4 番目の式から、1 番目の式を引けば、
x が消えて、y が残ります。
同じように、
2 番目の式から、4 番目の式を引けば、
x が消えて、y が残ります。
そして、
3 番目の式から、2 番目の式を引けば、
x が消えて、y が残ります。
都合がいいのです。
こうすると、
になります。
内面のリーダーは、
少ない手間で、ゼロ(0)にするゲームを、
楽しむことができて、
このゲームが、
実際に計算するときのガイドになりますから、
連立方程式が楽しいゲームになります。
(基本 -306)、(分数 -098)