何かをできない子が、
そのできなかった何かを
できるようになる育ちそのものを見せる
とても変わった二人芝居です。
そのような二人芝居が、
こちらが
自力で答えを出す様子を見せるだけの
教え方そのものになっています。
もちろん主役は、
何かをできない子です。
こちらは、
何かをできない子に
こちら自身が
自力でその何かをしている様子を見せます。
すると、
短時間の二人芝居の中で、
何かをできない子が、
できる子に成長してしまいます。
この成長そのものを見せることが
この二人芝居のテーマです。
例えば、
初めてのたし算で、
3+1= の答えの出し方を知らない子です。
二人芝居を始める前のこの子は、
3+1= の答え 4 を出せません。
二人芝居が始まると、
3+1= の答えを出しているこちら自身を
この子に見せます。
3+1= の 3 を示して、
「さん」と声に出して言い、
1 を示して、
「し」と声に出して言い、
= の右を示して、
「ここ、し」と声に出して言います。
こちらのこのような演技を
この子は見て、
= の右に、
3+1=4 と
書くことを演じます。
こちらと子どもは、
6+1= 、
2+1= 、
5+1= 、
8+1= と、
同じような演技を繰り返します。
5問、
10問と繰り返すと、
子どもは突然、
「分かった」、
「もうできる」と言って、
続く計算、
4+1= 、
9+1= 、
1+1= 、
・・・・・・と、
自力で答えを出して
書いていくことを演じます。
この例のように、
自力で、
たし算の答えを出せない子が、
こちらと子どもの二人芝居を演じることで、
自力で答えを出せる子に育つ劇です。
この二人芝居の劇が、
こちらが、この子に見せる
実況中継型リードです。
(基本 -1113)、(+-
-597)