途中約分することが、
見えていない子です。
計算を間違える子ではなくて、
ただ、見えていないだけです。
「見ていない」ではありません。
目に映って見えています。
そうではなくて、
「見えていない」です。
何を見るのかの選択の問題で、
選んだ対象だけが見えるパラダイムです。
「途中約分すること」が、
見えないパラダイムです。
だから、
途中約分を、
導入問題で見ていても、
同じような問題の途中約分ができません。
例えば、
÷6=×= と書いてある導入問題は、
と答えを書くことができます。
それなのに、
÷9=×= とかけ算の式に書き換えて、
途中約分しないで、
と掛けてしまいます。
その後で、
= と、約分しています。
×= のように、
途中約分しようとしません。
「見えていない」からです。
この子は、
途中約分できます。
途中約分のやり方を
知っている子です。
「見えていない」から、
途中約分しないだけです。
÷9=×= と書いた子に、
突然、割って入り、
×= の 6 と 9 を示しながら、
「これとこれ、3 で割る」とだけリードします。
リードされた子は、
突然、
「見えていない」ことが、
「見える」ように変わります。
そして、
「そうか、途中で約分するのか・・・」のように、
ハッキリとした言葉にならない理解で、
途中で約分することが見えます。
そして、
×= と、途中約分してから、
と掛けて、答えを出します。
(基本 -859)、(分数 -367)